かつてSolanaチェーン上で爆発的な上昇を見せ、一部のネットユーザーを熱狂させたミームコイン「114514 Coin($YJSNPI)」 が、一夜にして悪夢へと変わった。
価格はピーク時から92%以上暴落。
それだけでなく現在、複数のホルダーから「売却できない(スワップできない)」 という深刻な報告が相次いでいる。
- 価値の崩壊: 114514 Coinは最高値から92%急落。時価総額は数時間で壊滅的水準まで縮小。
- 売却不能(ハニーポット疑惑): DEX(分散型取引所)で売却を試みるとエラーが発生するとの報告が多発。
開発者が Freeze Authority(売却制限権限) を行使した可能性が指摘されている。 - 出口詐欺(ラグプル)の可能性: 流動性が引き抜かれた形跡も確認されており、典型的なラグプル(Rug Pull)事例に近い動きを見せている。
「いいよ!こいよ!」から「助けて!」へ
事態が急変したのは日本時間の深夜だった。
Solana系DEXスクリーナー上で $YJSNPI のチャートが垂直落下を開始。
パニック的な売りが集中したが、ある時点を境に一般ユーザーの売却が通らなくなった。
SNS上では、
- 「Raydiumで売れない」
- 「Swap失敗のエラーが出る」
- 「承認は通るのに売却できない」
といった悲鳴に近い投稿が相次いでいる。
ブロックチェーンセキュリティ観点では、
- コントラクトの Owner Authority が放棄されていない
- 特定ウォレット以外の売却を制限できる設定
- 流動性プールからSOLが引き抜かれた可能性
といった要素が確認されており、一般ホルダーのみが売却不能になる「ハニーポット型」の挙動と一致する。
※ 現時点では「疑い」の段階であり、断定はできない点には注意が必要だ。
関連記事|かつての“栄光”
つい数日前まで、114514 Coinは日本のネットミームを背景に異常とも言える盛り上がりを見せていた。
当時の急騰と市場の熱狂については、以下の記事で詳しく解説している。
この記事内で指摘していた「ラグプル(出口詐欺)リスク」 が、最悪の形で現実になった可能性がある。
Solanaミームコインの闇
Solanaチェーンは
- 手数料が安い
- 発行が容易
- 拡散スピードが速い
という利点がある一方で、詐欺的ミームコインが大量に生まれやすい土壌でもある。
一部調査では、
Pump.fun などで発行されたトークンの 約98%が最終的に無価値になるか、問題を抱える
というデータも存在する。
専門家は次の点を強く警告している。
- 流動性がロックされていない
- Mint権限(追加発行権限)が放棄されていない
- Freeze権限(売却制限権限)が残っている
こうしたトークンには、原則として触れるべきではない。
結論|「王道を征く」はずだった末路
公式サイトに掲げられていた
「王道を征く(Go the Royal Road)」 というスローガンとは裏腹に、114514 Coinは多くのホルダーを絶望の淵へ突き落とした可能性がある。
今回の件は、
- ミームの勢い
- 短期的な急騰
- SNSの熱狂
だけを根拠に参入することの危険性を、改めて浮き彫りにした事例と言えるだろう。




